別府市 志高湖周辺 トレッキング (廃墟 編)

  • 2012.01.26 Thursday
  • 00:13
 
山の斜面に沿って敷かれた防火帯を
船原山山頂に向けて歩きます。

防火帯が道なりに、山頂への登山道になっているという訳です。




非常に歩きやすい分、
やや単調に感じてしまいますが

いよいよ船原山の山頂に到着というところで、
面白いもの
が目に飛び込んできました。





さっきから見飽きてきた、
枯れた木々や芝の薄茶色の景色の中に
溶け込むかの様にそれはありました。











放置された廃リフトです。






このリフトの山頂駅こそが船原山の山頂




その昔、まだ世の中がバブル景気に沸く頃

この山の麓にある小さな遊園地『志高ユートピア』と、山を挟んで別府側に位置する『別府ケーブルラクテンチ』とを繋ぐリフトがあったと、母に聞いたことがあります。







以下 ウィキペディアより参照

『志高ユートピア』

西日本唯一の本格的なレーシングカートのコースが名物で、近隣のラクテンチに比べてやや高い年齢層を対象としていた。また、巨大迷路「ランズボローメイズ」や、スペースコースターなどのアトラクションが設けられ、園内ではフラミンゴも飼育されていた。
約4km離れたラクテンチとの間は、リフト及びロープウェイで結ばれていた
2003年に休園したが、再開の目処はなく、実質的に閉園状態である。現在入り口は完全に封鎖され、「無断立入を禁ず」という看板が立てられている。現在は完全に取り壊されたアトラクションもあるが、巨大迷路(半倒壊)・おばけ屋敷・ゴーカートコース・ホテルなどは原型をほぼとどめたままひっそりと存在している。

沿革
  • 1962年(昭和37年)3月1日 - ラクテンチ・立石山間のリフトが開通。
  • 1968年(昭和43年)7月19日 - 志高ユートピア開園。
  • 1982年(昭和57年)11月17日 - 志高ユートピア・船原山間のリフトが開通。
  • 1984年(昭和59年)8月12日 - 立石山と船原山の間にロープウェイが開通し、ラクテンチと志高ユートピアがリフト及びロープウェイで結ばれる。
  • 1998年(平成10年) - リフト及びロープウェイ廃止。
  • 2003年(平成15年) - 志高ユートピア休園。



すなわち、こういう事になる




なんとう広大な規模!

そして、なんという効率の悪さ!

両側のリフト駅
山中に設けられた2か所の乗り継ぎポイント
深い山間を走るロープウェイワイヤー

運用に必要となる人員の人件費 山中まで入り込む必要のあるメンテナンス・整備性の悪さ・・・。

素人目に見ても、どうやってこれで利益出せるの? といった具合。

さすが、バブル景気。 
こういった無謀な企画がまかり通る時代なのだ。










そんなリアルな社会背景はおいといて・・・。



まさに
『兵(つわもの)どもが夢のあと』
の句を具現化した場所



山頂リフト駅 駅舎の廃墟。





広大な規模の空中散歩を支えるための資金は、高い運賃として、利用者に反映されていたようです。

料金表 の文字の横 平成3年10月・・・。

もう20年も前の話・・・。




そして




カレンダーは廃線決定の1998年11月のまま。

これ時からこの場所は、時を刻むのをやめた様です




幼い頃の記憶が蘇ります。

母は、7つ上の姉と私を車に乗せ、
よくここに(ユートピア)連れてきてくれました


意外に怖かった遊具 

いつも半泣きだった私

それを面白がり、別の遊具に乗せようとする姉

少し離れて、優しく見守る母の眼差し

帰り道、曲がりくねった山道を走る、車の後部座席の感覚




その全てが、私にとって忘れようのない遺産




もはや近代遺跡ともいえるこの場所が、
いつか朽ち果て姿を消そうとも、

私のこの思い出の遺産は消えることはありません。













さて、今度は防火帯をくだります。

遠くに見えるのは 
鶴見岳ロープウェイ













意外にうねった感じの防火帯。

でも、とても歩きやすいです。



途中左折し、志高湖の駐車場を目指します。





おっと、ここにもリフトの廃施設

途中の監視所の様です。







1982年に ユートピア〜船原山リフトが開通したという事は・・・。
この椅子、かれこれ30年間ぶら下り続けているのだ。





廃墟の秘める、不思議な魅力 

懐古? 回帰?












さて、そろそろ現実世界に帰りましょう。






ここからは、普通の林道となります。






先ほどの分岐から、5分も歩けば志高湖駐車場へ戻れます。





今回のトレッキングを経て、
なんとなく 歩くことの楽しさに気付けた気がしました。

バイクで駆け抜ける時とは、また違った景色
(もともと人間の視覚から得られる情報は
人が走る速さまでしか対応していないのです。)

落ち葉や土を踏みしめる感覚や
目を凝らすと見えてくる小さな自然
五感で感じる地球







登山・・・。はさておき

気づけば
『さあ、次はどこを歩いてみようか』
と考える様になっていました。




船原山登山
往路
志高湖駐車場〜林道・防火帯経由〜山頂:約50分
復路
山頂〜リフト沿いの防火帯〜志高湖駐車場:約20分
行動距離
約2Km












おしまい


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コメント
志高ユートピアとっても懐かしいです^^
懐かしいです。
僕も小学生時代にのりました。
いがいに好きだったのに、廃止になり最後の春の乗りに行ったことを思い出しました。桜がきれだった・・
  • 別府市民20代
  • 2013/01/10 7:29 PM
>別府市民20代さん
コメントありがとうございます。

いまでもたまに志高湖に行き、ボーっと昔を思い浮かべる事があります。
特にこの時期は湖面もすっかり凍結し、周囲の木々も落ち葉模様で・・・。
寂しい感じもしますが、そうゆう昔の思い出に浸るにはもってこいです。

  • のびのびノン
  • 2013/01/11 10:12 AM
こんにちは。

私は、33歳の男です。

つい昨日、志高ユートピア側のリフトの駅に行ってみましたが、あるとは思ってなかったリフトがあり、とてもビックリしました。

幼い頃の記憶が蘇りました。

私は、リフトとロープウェイが大好きで、親父によく連れて来てもらってたな〜って、懐かしさに浸った一日でした。

記事の中にありますが、ホントにバブル時代の遺産ですね。

  • NY
  • 2013/01/13 3:22 PM
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