船原山 (ロープウェイ山頂駅跡 編)

  • 2013.02.19 Tuesday
  • 16:32
 


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去年と同様に 志高湖湖畔にあります 『船原山』 に登って参りました。



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登るといっても大げさなものではなく、湖の駐車場から防火帯の歩道を経て、道なりに進むだけの軽いトレッキングです。





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防火帯に落ち葉が積もっており、フカフカして気持ちの良い歩きはじめです。

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の中を進むトレッキングも良いのですが、冬の景色というのもそれはそれで味があります。


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駐車場から2〜300メートルほどでしょうか。

志高ユートピア〜別府ラクテンチへの空中回廊の一部だった
『リフト跡』に遭遇。

このバブルの遺産である大規模空中回廊の詳細は
過去のブログ記事をご参照ください
    ↓
http://kingxcat.jugem.jp/?eid=264 (廃墟編)






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一年前と変わらず

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リフトの椅子がケーブルにぶら下がったままです。



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さらに防火帯を進みます。

だんだんと傾斜が増してきて、ちょっと登山らしくなりました。


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最近購入したハイカットの登山靴。

平地〜急勾配〜下り勾配と、一通りのシチュエーションと、そこそこの距離を兼ね備えたこのコースは、靴の慣らしにはもってこいです。
(これでガレ場でもあれば完璧なんですが)



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この日の最高気温は 9℃程

それでも歩けば、じんわりと汗が吹いてきます。



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(凍結した防火帯に設置されている防火用水)




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『ふうふう・・・。』

平地の感覚のペースでは息が上がります。

傾斜に合わせて、歩幅を小さくしたり、全体的なペースを落として、息が上がらない様に歩き方を調整します。

『これくらいのペースなら、止まらずに歩き続けられるな』

まるでバイクのスロットルワークやボディアクションの様に、確実にその後の疲労感や持久性に影響してきます。


´歩く´ という普段意識もしない当たり前の行為を、改めて´面白い´と感じます。


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急斜面。  途中振り返ると


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手前が 鶴見岳

奥が由布山です

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さて、防火帯の登坂を登り終えたら道は鋭角に右へ続きます。

本来であれば、ここが最も標高が高い 『船原山の山頂』でありますが、山頂の証である三角点が見当たりません。






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ふと周囲を見渡すと・・・。

藪の中に続くけもの道




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ノン
『まさか・・・。 なあ・・・』


藪を手で押し広げながら、身を低く屈めつつ入っていきます。


すると・・・。


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ノン
『おおおおお!!!!』

思わず歓喜の声を上げてしまいます。




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大規模空中回廊の主役 
『志高ユートピア〜ラクテンチロープウェイ』の廃墟です!!



その存在を噂では聞いていました。



去年、嫁と一緒に志高湖周辺の林道を散策し、その痕跡だけを見つける事が出来たロープウェイ跡



  過去ブログ参照
       ↓
船原山周辺散策   
http://kingxcat.jugem.jp/?eid=291








ついに見つける事が出来たのです。

廃墟ハンターでもあるノンは大感動




廃墟ハンターの大原則である、『現場保護』を念頭におきつつ、早速調査を開始します。






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建物の外に、無造作に置かれた 『巨大な滑車』


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錆びてはいますが、
いまでも、ロープウェイに乗った人々の命を支え続けた力強さを感じます。




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そして、さらに驚く光景が・・・。

















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な、な、なんと!!




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改札口をくぐった、その奥に・・・。




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ロープウェイのゴンドラが残っていたのです!!





ノンさん大興奮!




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大きさを比較するため、セルフタイマーで撮影。 
(興奮しつつも、この辺は冷静)

かなり小ぶりのゴンドラだった事がわかるでしょうか?




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当然、荒廃し錆ついてはいます。 
小さくてかわいい姿が何とも言えない哀愁を漂わせます



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さらに驚くのは




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なんと、まだケーブルが張られていることです!

当然経年劣化で伸びきってはいますが、今でもしっかりテンションが掛り、ゴンドラをぶらさげているのです。




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人々の命を支えつつ、ゴンドラを引っ張った接続部滑車




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乗降口の階段とゴンドラの位置関係からして、ワイヤーがかなり伸びたのですね。

でも、10年以上前に廃業して、その間まったくノーメンテナンスでも、切れてしまっていないのがすごい。










そして、このロープウェイ山頂駅廃墟の圧巻のもう一つの見どころは・・・。


















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この展望である!






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山々の合間から見えるのは、別府の街と

別府湾



霞みがかっておりますが、天気が良ければ大分市まで余裕で見渡せそうです。




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手前の山の中。

ワイヤーの延長線上に目を凝らすと・・・。



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去年の散策の時に見つけた、ロープウェイの支柱があります。




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(光学25倍ズーム)  




おっと、遠くばかりに見とれて危ないところです。


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足元を見ると、昇降口の階段プラットフォームは雨や陽に晒されていたため、かなりお疲れの様子


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せっかく生き残ってくれていた廃墟(遺産) を私が踏み崩してしまっては申し訳ないので、早々に階段からは引き上げます


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こちらは、ロープウェイの運行を管理する事務所

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一部ガラスが割れてしまっていますが、内部は奇跡的な保存状態。



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過去ブログで紹介したリフトの監視小屋と同様に

ほとんどの備品は残されたまま。


まるで 『何かから慌てて逃げた』様に 人の生活の痕跡が残されております。


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このビンの中身が何だったのかは想像したくありません。


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好奇心に駆られますが、当然 『現場保護』の鉄則に従い、モノを乱暴に触ったり、また、位置も変えたりしない様にします。

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カレンダーは 1998年 11月のままです。

15年もの間、まるでいつか帰ってくるご主人様を待っていたかの様な廃墟。



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運行の情報?でしょうか。  
数字の意味が解りませんが
とりあえず1998年11月17日は風が強かった様です。




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床に落ちていた、当時のスポーツ新聞。
これだけ、ちょっと拾い上げて、一面の記事だけ確認させてもらいました。


この新聞紙すらもこれ以上劣化させたくないので、中を開いて見る事は止めました。


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大仁田VS長州

『またぐなよ!』発言が脳裏に蘇ります。
http://hidehide7755.blog27.fc2.com/blog-entry-1718.html






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こちらは悲報   

イチローを発掘したといわれる三輪田氏 

1998年のドラフト会議において、オリックス・ブルーウェーブは新垣渚(沖縄県立沖縄水産高等学校)を1位指名したが、福岡ダイエーホークスと重複し、抽選で交渉権を獲得した。
ところが、新垣は「ダイエー以外だったら(九州共立大学へ)進学する」と発言し、オリックスへの入団拒否を表明した。
三輪田は球団上層部に「新垣宅へ行ったものの(面会を)断られた」と報告したが、上層部は逆に三輪田を厳しく叱責した。新垣側と球団の板挟みになった三輪田は心身ともに追い込まれ、1998年11月27日に那覇市内で投身自殺した。
享年53。遺書は発見されなかったが、遺体発見現場の状況や経緯から三輪田の死は自殺と断定され、1999年に労働災害が認められた。







11月27日の出来事を書いた11月28日のスポーツ新聞。これがここにあるということは
このロープウェイの運行終了が11月いっぱいであった事が予想されます。



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思い出の志高ユートピア。



その遺産ともいえるロープウェイの廃墟。  
周囲に響くのは風に揺れる木々のざわめきと 鳥のさえずり。

でも、よく耳をすませると・・・。


ともにはしゃぐ幼い頃の姉と私の声が聞こえる

目を閉じると・・・。

そんな二人を遠くで見つめる母の眼差しを感じられる






この場所は15年間、ここにあり続け

そしてきっと、訪れた人みんなに、懐かしい、そしてどこか温かい感覚を与えてくれるのだろう。






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ここで食べるおにぎりは、すごく美味しいけど

なぜか少し

しょっぱい。


    







つづく



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