秘境駅 宗太郎 ツーリング

  • 2018.08.29 Wednesday
  • 09:59

 

 

 

真夏のツーリングの一幕。

 

アフリカツインでソロツーリングでございます。

 

 

DSCF1827.JPG

 

今回向かったのは、秘境駅として有名な『宗太郎』という駅に行ってみる事にしました。

 

場所は、大分県の主要国道10号線沿いにあります。

 

そのまま国道で向かっては面白くありません。

 

道中の道のりも秘境気分を味わおうと、豊後大野方面から、わざと山越えの遠回りルートを通ってみる事にしました。

 

 

 

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 まずは道の駅『きよかわ』でトイレ&水分補給。

 

 

 

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木陰でツーリングマップルを見ながら、めぼしいアクセスルートを決めます。

 

 

 

 

 

 

定番ルートとしては、 大分から宮崎方面へ接続する国道326号線(通称 宇目コース)を経て、国道10号に向かうのですが

 

 

 

今回は清川方面から、県道45号を経由してみることにしました。

 

選定理由は

 

 

 

 

 

 

 

 

地図上で見る限り、山越えのチャレンジングなコースを発見したからです(笑)

 

 

 

 

 

 

横から視線を感じると思ったら…。

 

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オセロみたいに、白と黒の猫が。

 

道の駅のお客さんから施しを貰えるせいか、なかなか良い毛並み。

 

黒猫、白猫

『気を付けて行きなさいね。』

 

 

さぁて、出発ー!

 

 

DSCF1834.JPG

 

まずは 清流白山川水系の支流『中津無礼川』沿いの県道を、稲積鍾乳洞の方に向けて走ります。

 

この辺りの道の紹介は

 

旅人の日記

白山渓谷 中津無礼川沿いの散策 前編

http://kingxcat.jugem.jp/?eid=513

 

 

白山渓谷 中津無礼川沿いの散策 後編

 

http://kingxcat.jugem.jp/?eid=512

 

 

をご参照下さい。

清流に掛かる、数々の石橋を巡った時の記事です。

 

 

 

 

 

しかし、その中のうちの一つの石橋

『轟橋』が…。

 

 

 

 

DSCF1836.JPG

 

 なんと、完全に崩壊していました(涙)

 

 

 

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しかし、石橋の中側ってこういう構造になってたんですね!

 

 

崩壊の原因は、水害によるものらしく、

 

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この橋の場所以外にも、何箇所かご覧の様に

 

護岸ご崩壊している箇所、復旧工事中の場所がありました。

 

 

 

 

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 そうそう、この川の特徴は  美しい水質だけではありません。

 

 

 

 

 

DSCF1840.JPG

 

 

この川岸の岩をご覧ください。

 

何も言われずに見ると、『昔の石垣か、護岸工事の後かな?』と思うほど、四角錐の形状の石が規則的に並んでいす。

 

 

DSCF1842.JPG

 

 実はこれ、自然に形成された石(地形)なんです。

 

『柱状節理』と呼ばれるもので、溶岩が急速に冷却される過程で収縮することで生じるそうです。

 

 

 

 

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つまり 大昔この近くには、火山などに由来するマグマや 冷却するための水源などが存在したのでしょうね。

 

 

 

 

 

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名前も無いような趣ある橋

 

その両岸にも節理が見られます。

 

 

 

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こっちの節理は、びみょーーんと曲がってました。

 

 

 

さて、稲積鍾乳洞を過ぎた辺りから、川岸から離れ

 

今度は宇目の山中を突っ切るルートへ。  県道45号はどんどん細くなり、このような道に・・・。

 

 

 

DSCF1849.JPG

 

 

 

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ちょっと走る事に集中していて、写真がこれしかありませんが・・・。

 

グーグルのストリートビューでご覧になってもわかる様に

 

        ↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

険道(けんどう)に分類され程の狭路でした。

 

 

 

それでもまあ、国道326号まで抜けてしまえば、あとは快適なイージーモード

 

 

 

 

 

 

 

 

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おっと、ここで寄り道

 

目的地である 宗太郎駅の 隣の駅

 

 

 

 

 

 

 

 

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『重岡』駅です。

 

この駅は、さしたる見どころある訳ではありませんが・・・。

 

 

 

 

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『重岡』『宗太郎』と 続けて読むと

 

なんだか人の名前っぽい  という かなりしょうも無いネタで、秘境駅とセットで楽しまれる事が多いそうです。

 

 

 

 

 

 

 

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無人駅ではありますが、すぐ隣は国道10号で バンバン車が通っておりますし

 

 

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駅舎兼、待合所は綺麗に保全されており

 

 

 

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立派なトイレまでありました。

 

 

 

しかし・・・。

 

 

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見よ!この極貧ダイヤ。  延岡・宮崎方面行きの列車は、始発の1便のみ!

 

大分方面への最終と始発も、佐伯でストップ。    

 

 

うーん。  恐ろしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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それでも、電化された路線だけあり

 

停車こそしませんが、特急列車が何台か通り過ぎて行きました。

 

 

 

 

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さあ、さらに国道10号線を南下

 

 

 

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大分~宮崎を結ぶ道路は もともと 宇目を経由する 国道326号がメジャー(佐伯・津久見を経由しない分距離も短く、道路事情もきれいに整備されている為)である上、東九州自動車道の完成も相まって、まったくのスカスカ状態の国道10号線の佐伯~延岡区間

 

平日の昼間だというのに、すれ違う車もほとんど無し。

 

 

国道独り占め気分で走れます。

 

 

 

 

 

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重岡駅から出発して、程なくすると・・・。

 

 

 

 

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左への分岐路があります。  目的の宗太郎駅はこちらです

 

 

 

 

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分岐からちょっと進んで、今度は大きく左折。

 

 

 

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『え?  ここ民家の入口じゃないの??』

 

 

ナビを信じて進みます。

 

 

 

 

 

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おっと、民家の入口手前で、今度は右折。

 

駅らしい気配は微塵もございません。

 

道幅は車一台スレスレ。

 

 

 

 

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おお!陸橋が見えてきました。

 

 

 

DSCF1873.JPG

 

『とうちゃこーー。』

 

当然来客者は、私一人。  

 

事前に調べておいたのですが、この駅の1日の年間平均利用人数はわずか0.22人程度。

 

つまり5日に一人が乗降するだけ。

 

私が訪れたこの瞬間から 「俺だけの駅」状態

 

 

 

 

気兼ねなく 駅を探索します。

 

 

 

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さすが 南国宮崎が近いだけあり!?  バナナの木がお出迎え。

 

 

 

 

 

 

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青々と茂る南国の植物が、この情景の中でなんともアンバランスな存在感を醸し出していました。

 

 

 

 

 

 

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駅の敷地内と外を隔てるものは無く、入場料は必要ないようです。

 

 

駅舎の建物は取り壊されていますが、切符入れとして改札の柵(改札ラッチ)が残されていました。

 

 

 

 

 

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何でも聞くところによると、真の鉄道マニアは

 

このポツンと残された改札柵だけで ごはん3杯はおいしく頂けるそうです。

 

 

石に書かれたキャラクターがかわいいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてと、運行ダイヤチェック・・・。

 

 

 

 

 

 

 

ドヒャーーー!!

 

 

大分方面(といっても佐伯止まり)は始発と最終の2便

 

延岡行きに至っては、先ほどの重岡駅同様に文字通りの片道切符!(しかも始発の早朝)

 

 

いったん下車したが最後。  蟻地獄のようなダイヤです。

 

利用者が5日に1人程度 というのも怪しい統計です・・・。

 

 

 

 

DSCF1924.JPG

 

 

田舎の駅の定番  「緑の公衆電話」も健在。

 

しかし、もはや絶滅危惧種となった 緑の公衆電話。  

 

秘境駅とセットで、このまま大切に保存されていきたいですね。 

 

 

 

 

 

DSCF1882.JPG

 

反対側のホームに駅名票が設置されています。

 

 

名物や観光スポットなどを示すイラストの類は描かれていません。

 

 

 

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待合所は、何やら石が並べられております。

 

 

 

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好奇心で逸る気持ちを抑えつつ、陸橋で向かいのホームに渡ります。

 

 

 

 

 

 

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おや?  階段の途中に・・・。

 

 

 

DSCF1887.JPG

 

あらまあ、かわいい。

 

先ほどの改札箱の上に引き続き、ここにも居ました。石のキャラ

 

 

 

ひょっとしたら、この駅の敷地内の随所に、この隠れキャラが配されているのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

DSCF1888.JPG

 

陸橋は、立派な柵&鉄板がつけられていますが

 

撮り鉄さんへの配慮?なのか、真ん中の辺りは鉄板が低くなっていました。

 

(ここ何日か だれも訪れていなかったのか、けっこう蜘蛛の巣がはってました (-_-) )

 

 

 

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柵の隙間から見た 駅の前景  すぐ隣に民家が一軒。

 

 

 

 

 

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向かいのホームに着くと、まず目に入るのがこちら

 

小さな池?  

 

 

 

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水がピタピタと湧き出ておりました。

 

実は、この池 秘境 宗太郎駅の名物の一つ

 

『イモリさんの住む池』なんです。

 

 

 

DSCF1893.JPG

 

ん?  藻かな?卵かな?  もこもこした物体を観察していると

 

 

 

 

 

 

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この池の主がお出迎え!

 

 

 

 

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けっこう堂々としていました。

 

 

 

 

 

 

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もう一匹、卵のような?藻の下にも隠れてました。

 

 

 

 

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本当に小さな池ですが、周辺の下草が刈られていて  

ホームの法面も、わざわざこの池の部分だけ舗装せずに避けてます。

 

意図的に保全されてる感じでした。

 

 

 

 

 

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さて、いよいよ待合所へ。

 

 

 

DSCF1900.JPG

 

 

ベンチの上のは、石に書かれたキャラクターがたくさん。

 

一言メッセージが添えられています。

 

 

DSCF1902.JPG

 

 

 

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切実・・・。

 

 

 

 

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なるほど、秘境や鉄道マニアだけでなく、宗太郎さんという名前の人も興味本位で訪れるのかな?

 

 

 

 

DSCF1905.JPG

 

 

佐伯行きなら、最終便の時間まで

 

延岡行きなら翌日まで 待ちましょう・・・。

 

 

 

 

 

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そのうち と言っても・・・。  

 

この通り、寝て待つしかないですね

 

 

 

 

 

 

DSCF1907.JPG

 

合わせ技^^

 

 

 

 

 

 

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夫婦もおります

 

 

 

 

 

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きっと トトロみたいな、森(秘境駅)の妖精 という設定かな?

 

 

 

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ヒゲ無しのキャラは、先ほどの池のイモリの妖精みたいです^^

 

 

 

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『よくみつけたな』 というメッセージ・・・。

 

きっと何個かは、ベンチ場所じゃなくて 陸橋の所にあったヤツみたいに、この駅の敷地内のどこかにひっそりと置かれていたのかもしれません。

 

(個人的には そっちのほうが 宝探しみたいで面白かったかな) 

 

 

 

 

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おや、この箱は・・・。

 

 

 

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でました! お決まりの 訪問記念ノート。

 

 

プライバシーな関係もあるでしょうから、中身は伏せましたが

 

月に平均5〜10の訪問記念書き込みが。  

 

しかも北は北海道、南は鹿児島(沖縄からです。 ほ書き込みは無かったようにあります)  全国からたくさんの人が訪れております。

 

 

私も 『のびのびノン』の名前で書き込ませて頂きました^^

 

 

 

 

 

DSCF1917.JPG

 

 

おっと、ちょうど特急列車が通過しました。

 

 

 

この後、奇跡が起きていた事が判明します!

 

なんとラインメールで、バイク関係のお友達から

 

 

 

友人

『ノンさん、今日 宗太郎駅にいませんでした??』

 

と連絡が・・・。


 

 

 

ノン

『はい!  おりました。しかしなぜわかりましたか??』

 

友人

『特急で昼間通過しましたw』

『パニアの付いたアフリカツインが停まっていて、なおかつノンさんっぽい人がホームにいたから^^』

 

 

 

 

 

ノン

『なんという動体視力!!』

 

 

 

鉄道関係のお仕事をしているのは知っていましたが、まさか特急の運転手さんだったとは!

 

 

特急はほんの一瞬で通過したにもかかわらず、その友人は、駅舎側の私のバイクの車種や仕様と、対岸のホームにいた人間の特徴を正確に見極めていたのです。

 

 

かっこいい!!


 

(もちろん この直後という訳ではなく、夜の運行が終わったと思われる時間でのメールでしたよ^^)

 

 

DSCF1918.JPG

 

この広い大分県の、秘境の地

 

あの日、あの時間帯、 とんでもなくレベルの高い偶然の一致の条件が折り重なり合って起きた奇跡でした!

 

(しかも 私もちょうど写真に収めていた。)

 

 

 

 

 

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地味に、今年上半期で一番びっくりした出来事でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、そんなこんなの 秘境駅 宗太郎 探索ツーリング。

 

 

駅自体は すぐ隣に住居もありますし

 

 

DSCF1922.JPG

 

ごらんの様に、 見える範囲に 国道10号線も通っており

 

物理的な秘境・・・。  という感じはまったくなかった訳ですが

 

 

 

 

 

 

 

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可愛らしい石のキャラクターや 名物池のイモリさん、訪問記帳に書かれた全国の人からのメッセージ。そして美しく保全された設備。

 

 

たくさんの人々に愛されている駅なんだな。 という雰囲気が満ち溢れた、とても優しい気持ちになれる場所でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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コメント
特急ともだちー!
むちゃくちゃくうけたwwwww

すごい動体視力だね!

宗太郎にはもう何年も行ってないけど
石が増えてる(笑)
懐かしい風景をありがとう。
そのあたりにも平家落人伝説あり♪

  • とり天
  • 2018/08/29 6:13 PM
>とり天さん

コメントありがとうございます。 私は初の宗太郎訪問でした^^
あの駅の雰囲気、そしてちょっと寂しい10号線の雰囲気、私は好きですねー!

平家の落人さんたち、けっこういろんな所に逃げ隠れたんですね! 
これだけ各地に落人いるのならば、逃げ隠れすに、もう一回再決起したら源氏に勝てたんじゃないかしらと思う今日この頃です。

特急の友人は、オフロード激速なお方です。やはり動体視力はライディング技術に直結するんでしょうね!
  • のびのびノン
  • 2018/09/01 11:20 AM
梅津越えから宗太郎。。
流石、ノンさんですね。
  • Su―吉
  • 2018/09/01 3:02 PM
>SU-吉さん
コメントありがとうございます^^

険道の荒れ具合にちょっとびっくりしましたが、アフリカツインならば楽勝でした。
ZZRだったら、泣いてましたね;;

一応舗装路ではあるので、軽量なイタリア娘でも行けますよ^^
  • のびのびノン
  • 2018/09/09 5:41 AM
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